本コラムでは、「栄養成分表示の見方」について解説します。 年齢を重ねると、食事量の減少や噛む力・飲み込む力の低下などにより、知らないうちに栄養が不足してしまうことがあります。一方で、加工食品や総菜を利用する機会が増えることで、塩分や脂質を摂りすぎてしまう場合もあります。 そのため、普段から栄養成分表示を確認し「どの栄養成分をどれだけ摂っているのか?」を知ることが大切です。
栄養成分表示とは?
栄養成分表示とは、食品にどのくらいの栄養素が含まれているかを示した表示のことです。 2015年4月から、加工食品に含まれる栄養成分の表示が法律で義務化され、多くの食品で栄養素量を確認できるようになりました。現在では、コンビニのお弁当、パン、飲み物、冷凍食品、お菓子など、さまざまな食品に表示されています。
栄養成分表示を見ることで、
- エネルギー(カロリー)
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
- 食塩相当量
などを確認することができます。
栄養成分表示の見方のポイント

まずは「単位」を確認しましょう
栄養成分表示には、
- 1個あたり
- 1袋あたり
- 100gあたり
など、表示の基準が異なる場合があるため、単位の確認が必要です。 例えばお弁当やサンドイッチなどの商品では、「1食あたり」と書かれていることが多く、1食分の栄養量を確認しやすくなっています。
「食塩相当量」を比較してみましょう
塩分は「食塩相当量」と記載されます。 加工食品や総菜は、塩分摂取量が過多になりやすいため、栄養成分表示を見比べる習慣をつけることが大切です。
エネルギー、たんぱく質量を確認してみましょう
栄養成分表示を見ながら、「不足している栄養を補う」という視点を持つことも大切です。 例えば、昼食にサンドイッチを選んだとして解説します。
例えば、昼食にコンビニのサンドイッチを選んだ場合を見てみましょう。
サンドイッチ1個のエネルギーはおよそ200〜350kcal程度で、1食に必要な500〜600kcalには届かないことがあります。
たんぱく質も1個あたり10〜15g程度のものが多く、高齢者に必要な1食あたり約20g前後に不足しがちです。
このような場合、牛乳・ヨーグルト・卵料理など、たんぱく質を多く含む食品を組み合わせることで不足を補うことができます。
栄養成分表示の注意点

「塩分控えめ」「糖質OFF」「脂質カット」などのフレーズが商品に記載されている場合がありますが、これらの商品は塩分や糖質が全く含まれていないわけではありません。 その食品にどの程度の栄養成分が含まれているかは、栄養成分表示を見て確認する必要があります。
まとめ
今回は、「栄養成分表示の見方」について解説しました。 栄養成分表示を見ることで、塩分の摂りすぎの予防、エネルギー・たんぱく質不足の予防など食事バランスの改善につなげることもできます。 毎日の生活の中で、少しずつ栄養成分表示を確認する習慣をつけていきましょう。

